『公共冷蔵庫』を知っていますか?
公共冷蔵庫とは、地域の誰もが食品を「入れることも、取り出すこともできる」共有型の冷蔵庫です。
家庭や企業で余った食品を寄付し、食に困っている人が自由に受け取ることができます。
経済的な理由に限らず、さまざまな事情で食べ物にアクセスしづらい人たちを支える、地域の「食のセーフティネット」として注目されています。
設置場所は、地域センター、商店街、福祉施設、学校などさまざま。
無人でも運用できるため、人との接触に抵抗のある方でも利用しやすいのが特徴です。
ペイフォワードパントリーシステムとは?
この公共冷蔵庫の運営を、もっと簡単・安全・持続的にするために生まれたのが、ペイフォワードパントリーシステムです。日本フードリカバリー協会が無償で提供するこのシステムは、冷蔵庫の在庫管理、提供者・利用者の記録、衛生管理、利用状況の可視化などを一元的に行える仕組みです。
技術やノウハウがなくても、地域の誰もが「公共冷蔵庫をつくる」「運営する」ことが可能になります。